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黒塚古墳 圧巻!神獣鏡33面 出土品150点一堂に 橿原・橿考研博物館/奈良

天理市の黒塚古墳(3世紀後半~4世紀初め)で三角縁神獣鏡33面が出土した世紀の発見から今年で20年。その節目に合わせ、鏡や武器類などの出土品150点余りを一堂に紹介する特別展「黒塚古墳のすべて」が、橿原市畝傍町の橿原考古学研究所(橿考研)付属博物館で開かれている。26日まで。

黒塚古墳の調査は橿考研などが1997~98年に実施。地震で崩れて盗掘を免れた石室から、「邪馬台国の卑弥呼が中国の魏からもらった100枚の鏡」との説もある三角縁神獣鏡33面、画文帯神獣鏡1面、よろいかぶとや刀剣、矢じりなどが見つかった。

三角縁神獣鏡は木棺の外を囲むように置かれていたが、全国で500枚以上見つかっているため、木棺の遺体の枕元に1枚だけあった画文帯神獣鏡を魏から贈られた鏡とする説もある。展示室にはこれらの鏡がすべて並び、発見時の興奮に思いをはせながら、文様の違いなどを間近で見比べることができる。

他に、用途が分からない鉄管製のU字形鉄製品、刀剣類といった多くの出土品を初公開。古墳周辺の大型前方後円墳や副葬品なども紹介している。

特別展に合わせ、黒塚古墳や周辺の古墳群を学芸員らと歩く遺跡見学会が4日にある。午前10時にJR柳本駅(天理市柳本町)に集合し、午後3時ごろに解散。参加無料で、申し込み不要(弁当持参)。また、12日午後1時から、古墳時代の刀剣などをテーマとした研究講座が橿考研講堂で開かれる。

特別展は午前9時~午後5時。月曜休館。大人800円、高校・大学生450円、小中学生300円。18、19両日は「関西文化の日」で無料。問い合わせは同博物館(0744・24・1185)。

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