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天理参考館 三角縁神獣鏡3面を展示 富雄丸山古墳の出土品/奈良

奈良市の富雄丸山古墳(4世紀後半)が国内最大規模の円墳である可能性が浮上したことを受け、天理大付属天理参考館(天理市守目堂町)は、同古墳の出土品とされ、同館が所蔵する三角縁神獣鏡3面を展示するコーナーを館内に設けた。同館の担当者は「鏡を間近に観察し、当時のヤマト政権の有力者に思いをはせてもらえれば」と話している。

富雄丸山古墳は1972年に県立橿原考古学研究所が調査し、直径86メートルの2段築成とされた。これまで全国最大の円墳は、埼玉県行田市の丸墓山古墳(直径105メートル、6世紀前半)とされてきた。しかし、奈良市教委が今年5月以降、上空から実施したレーザー測量で、富雄丸山が3段築成で直径が110メートル前後と丸墓山古墳を上回る規模だった可能性が高まった。同市教委は来年度から現地調査に乗り出し、大きさなどを確定させる方針だ。

一方、富雄丸山からは明治時代に、石製品や青銅製品などさまざまな副葬品が出土し、後に重要文化財に指定されている。天理参考館は、同じく副葬品とされる三角縁神獣鏡3面を所蔵。4匹の神獣を表した鏡▽男女5人の神と4匹の神獣を表した鏡▽竜に乗った仙人4人と吉祥句を漢字で表した鏡--の3種類で、仙人などが鋳込まれたものは特に状態が良く、人物の眉毛や「吾作明鏡」で始まる吉祥句がはっきり読みとれる。展示コーナーは同館3階の日本考古コーナー内にある。

開館は午前9時半~午後4時半。火曜休館。毎月25~27日と12月27日~1月4日は開館。大人400円、小中学生200円。天理参考館(0743・63・8414)。

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https://mainichi.jp/articles/20171127/ddl/k29/040/333000c