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豊岡の古墳バッグ、公募展で入選 ファンの要望で誕生/兵庫

兵庫県豊岡市但東町相田でカフェを営みながら、オリジナルバッグを受注生産している細川晋さん(57)が手がける、前方後円墳を模したバッグがこのほど、“古墳の本場”大阪府堺市の「第71回堺市展」に入選を果たした。「古墳が好きでたまらない」というファンの熱い要望で作り始め、今では知る人ぞ知る逸品に。機能や品質だけでなく、その芸術性も評価された形だ。

細川さんはかばん製造メーカー勤務後、2013年から受注生産を始めた。ある時、全国の古墳ファンでつくる「古墳にコーフン(興奮)協会」の会員から「古墳バッグを探しているが、どうしても見つからない」と相談を受けた。細川さんは「ほんなら作ってみます」と引き受け、14年10月に第一作を完成させた。

かばんのモデルは、堺市にある日本最大の「大山古墳(仁徳天皇陵)」。前方後円墳の「円墳」と「方墳」両方の部分にポケットを付けたデザインだったが、「より古墳らしさを出したい」と、16年にはデザインを一新した。古墳独特のカーブを縫製で表現し、中にウレタンを詰めて盛り土の膨らみも再現。ファンを魅了する、前方後円墳のくびれの形なども苦心してかたどった、新モデルが誕生した。

今年7月、堺市であった古墳関連イベントに参加した際、スタッフから市展への挑戦を勧められ、出展用の作品を制作。中央に皮革で前方後円墳のマークをあしらい、かばん本体には同市の企業が作った古墳柄の帆布を使うこだわりよう。大山古墳をイメージさせる緑色で仕上げた。

市展では、大山古墳と周辺の古墳にちなみ「Mozu-Kofungun(百舌鳥古墳群)」と題して「工芸」の部に出展。11月末に入選の知らせがあったといい、「子どもの頃以来の表彰状に、小躍りした」と喜ぶ。販売仕様のバッグも、古墳ファンの人気を集めており、「但馬の山奥から、大山古墳の世界遺産登録を応援しています。次は、古墳形のふたが付いたポーチを作ってみたい」と意気込んでいる。

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https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201712/0010815692.shtml