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企画展「うつわに隠された物語」 豊かな装飾120点 古墳時代の器、36年ぶり里帰りも 紀伊風土記の丘資料館/和歌山

県立紀伊風土記の丘資料館(和歌山市岩橋)で、形や装飾に特徴がある古墳時代の器を集めた冬期企画展「うつわに隠された物語」が開かれている。3月4日まで。

「装飾付須恵器の世界」という副題で、主に5~7世紀に作られた土器約120点を展示。「陶質土器」と呼ばれる朝鮮半島産の土器や、渡来系土器の影響を受けて豊かな装飾を施した日本列島産の須恵器を紹介している。主なものは、建物の屋根に液体の注ぎ口がついている不思議な形をした土器「家形はそう」。大同寺遺跡(和歌山市六十谷)で1923(大正12)年に出土し、現在は東京国立博物館が所蔵。今回、36年ぶりの里帰りになった。また、土器の縁に水鳥や鹿、さらに裸体の男性などのミニチュアを飾った壺なども興味深い。

10日午後1時半から講演会があり、中村浩館長が「装飾付須恵器の世界」、河内一浩・大阪府羽曳野市立人権文化センター館長が「大同寺所蔵の二つのうつわ」とのテーマで話す。さらに、この企画展に合わせ、特別陳列「紀伊の古墳」と題して、東京国立博物館が所蔵している県内の古墳の出土品も紹介している。

月曜休館。入館料は一般190円、大学生90円。65歳以上と高校生以下は無料。講座、講演会は別途、資料代100円が必要。問い合わせは同館(073・471・6123)。

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