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久渡古墳群から石棺材 ◇宇陀で4遺跡調査報告会/奈良

県内市町村の埋蔵文化財担当者による2017年度の調査成果報告会が3日、宇陀市の市中央公民館で開かれた。上牧町の国史跡・上牧久渡古墳群など4遺跡について発表され、来場した約40人が聞き入った。

大和政権成立期の勢力関係を知る上で重要とされる上牧久渡古墳群(3~7世紀)は、昨年6~10月に未調査だった7号墳や古墳時代前期の前方後円墳とされる1号墳などを発掘。7号墳からは凝灰岩製の石棺の一部や土器が出土し、古墳時代後期の古墳であることが判明した。

同古墳群ではこれまで7基が確認されていたが、新たに古墳時代後期の円墳とみられる8基目の古墳を確認。また、1号墳の下層でも、1号墳より古いとみられる木棺を安置した石積みの埋葬施設を発見した。

発表した上牧町の青木勘時・文化財専門員は「今回の調査で、この古墳群では初めてとなる石棺材や1号墳よりも古い埋葬施設が確認できた。古墳群の成立過程を考えるうえで貴重な成果」と話した。

このほか、平城京の六条大路とみられる側溝が見つかった奈良市の大安寺旧境内地や、天理市のヒエ塚古墳(3世紀後半~4世紀初め)などについても報告された。

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http://www.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20180303-OYTNT50117.html