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自転車博物館移転中止 古墳群の景観影響考慮 堺/大阪

公益財団法人「シマノ・サイクル開発センター」は3日、大仙公園(堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁)に隣接する自転車博物館サイクルセンターの同公園内への移転計画を中止すると発表した。移転先が百舌鳥・古市古墳群の地域内にあり、市などが目指す世界遺産登録に影響を及ぼす可能性を考慮したという。

同博物館は1992年に開館。約200年前から現代までの世界の自転車を展示している。老朽化などから、同財団は自転車の試乗広場がある大仙公園内への移転を2016年に発表した。土地は市が無償貸与し、建物の延べ床面積を2倍以上の約3500平方メートルに広げ、立木より高さを抑えるなど景観にも配慮。同古墳群の周遊拠点にもなる計画で、7月の開館予定だった。

しかし、近年は世界遺産の選考で景観に影響する周辺開発を認めない傾向が強まっているため、「登録に影響を与えたくない」(国方伸泰・博物館長)と3月15日の理事会で中止を正式決定したという。今後は市と協議し、別の場所での建て替えを検討する。

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https://mainichi.jp/articles/20180404/ddl/k27/040/289000c