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郡家古墳の魅力向上へ 看板設置など2人取り組み/兵庫

文化財としての価値が見直され、総合学習の授業などが開かれている兵庫県淡路市郡家の「郡家古墳」の魅力アップに、同市郡家の造園業●谷浩司さん(40)と同市志筑新島の大工、北坂周さん(35)が取り組んでいる。古墳への入り口を示す案内看板を設置し、山頂からの眺望を改善。2人は「さらに愛される地域の名所になれば」と話す。

郡家地区の中心部、標高30~40メートルの荒神山頂にある郡家古墳。直径約20メートルの円墳だが石室を覆っていた土は流失し、大きな天井石が露出する。島内の古墳としては唯一、県の文化財に指定されている。近年は近寄る人もなく荒廃していたが2015年、古墳の存在を知った●谷さんが清掃や草刈りを開始。その後、北坂さんも協力するようになった。17年には、近くの一宮小学校の児童が地域の歴史を学ぶ校外授業も開かれた。

看板の設置は「古墳の場所が分かりにくい」と●谷さんが北坂さんに相談。北坂さんが吉野杉の板材を提供した。「郡家古墳」「この上 約200m」の文字は同校の川野りえ教頭が筆を執り、彫刻刀で浮き彫りに。古墳に続く進入路付近の私有地に許可を得て設置した。

また、「古墳が作られた当時に少しでも近づけたい」と、古墳を囲んでいた木々の一部を伐採。茂みの隙間から西浦の海を望めるようにした。「広がる海と夕日の絶景を見れば、墓のあるじがこの地を選んだ理由が分かる」と●谷さん。地区にある元キャンプ場の環境回復にも取り組んでおり、「忘れられている地域の魅力はまだまだあるはず」と話す。
※●は梯子高

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