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栃木県内初、縦長の土器発見 県立博物館で特別展示/栃木

県内でこれまで見つかっていなかった縦長の土器「長胴形須恵器大甕」が発見され、県立博物館で特別展示されている。通常の須恵器甕は横からみると円形に近い形をしており、縦長の特徴を持つ土器は全国でも類例が少ないという。同様の特徴を持つ土器は山陰地方で多く発見されており、地域間の交流があった可能性もある。

今回確認された土器は、残存の高さが66センチで胴部の最大径が50センチ。底部が丸底となっており、自立できないため、使用する際には下半部を埋めて据え付けるなどして墳丘に並べていたとみられる。内側から打撃で穴があけられていることから、据え付け時に実用的な機能を失わせた可能性があるという。

この土器の一部は、昭和47年に東北新幹線の橋脚工事に伴い、県教育委員会が発掘調査した下石橋愛宕塚古墳(下野市石橋)で見つかっており、県立博物館に収蔵されていた。同館が昨年秋に所蔵庫を整理し、下野市が所蔵していた同古墳出土の土器片との接合を試みたところ、合致するものがあったため、発見から約50年ぶりに全体像を復元することができた。

同じように縦長の特徴を持つ土器は、島根県や鳥取県などで多く発見されており、県立博物館は「古墳の石室構造の類似性とあわせて、山陰地方と栃木県の交流の一端がうかがえる」としている。特別展示は、6月17日まで。

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