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黒墳古墳 「卑弥呼の鏡」 地域動かす/奈良

「三角縁神獣鏡 奈良で32面」「王権誕生の地で初」。1998年1月10日、朝日新聞の1面に大きな見出しと鏡の写真が載った。

奈良県立橿原考古学研究所の発掘調査で、同県天理市柳本町の黒塚古墳の石室から、30枚を超える三角縁神獣鏡が見つかったのだ。女王・卑弥呼が、中国の魏からもらった鏡とされ、邪馬台国畿内説の追い風になると話題になった。

「卑弥呼の鏡」を見ようと、現地説明会には寒空の下、約3万人が訪れた。最寄りのJR柳本駅まで行列ができ、JRは臨時列車を増発した。地元の自治会は、訪れた人たちに温かいお茶をふるまった。

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