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県内初の日本遺産に 宮崎の古墳景観 当時の姿、形を現代に残す/宮崎

文化庁が24日認定した日本遺産に、宮崎県では宮崎、西都、新富の3市町の「古代人のモニュメント-台地に絵を描く 南国宮崎の古墳景観-」が入った。宮崎県では初の日本遺産認定で、古墳のジャンルでも初の認定となった。築造当時の古墳群の景色を古墳の姿形を損なうことなく現代まで残されてきたことが評価された。

国の特別史跡である西都市の西都原古墳群には、古墳時代中期(5世紀)に築造された九州最大となる全長176メートルの「女狭穂(めさほ)塚」をはじめ大小の古墳319基が集まる。前期(4世紀)に勢力を誇った宮崎市の生目古墳群には82基、後期(6世紀)にピークを迎えた西都市と新富町にまたがる新田原古墳群に207基など宮崎平野全体で約700基の古墳が広がっている。

なぜ、このように多くの古墳があるのか。なぜ、巨大な古墳が点在するのか、という疑問に加え、日本書紀や古事記にある日向から迎えられた天皇の妃についての記述、古墳築造の系譜をたどって想像する南九州の豪族の栄枯盛衰など、古墳群の背景にある歴史ロマンも生かした活性化策が期待されている。

県や3市町は認定を受けて、国内外へ宮崎の古墳文化を発信するための協議会を31日に発足させる。各古墳群を巡るスタンプラリーや上空から古墳群を眺める熱気球の導入、古墳をテーマにしたミュージカルや絵本の作成など活性化策を検討する方針だ。

西都市の押川修一郎市長は「宮崎の古墳景観が、フィールドミュージアムとして全国的に貴重であると高く評価をいただいた」と述べ、宮崎市の戸敷正市長は「認定を契機に、文化財の価値や景観の素晴らしさを国内外にアピールしたい」と意欲を見せる。

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https://www.nishinippon.co.jp/nnp/miyazaki/article/419068/