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象眼の刀装具など小丸山古墳の出土品公開 諏訪市博物館/長野

諏訪市博物館で、同市豊田の小丸山古墳(六世紀末)から出土した副葬品の展示が始まった。昨年度に保存処理した約六十点を速報展として公開。エックス線で象眼が確認されていた大刀の刀装具は、その文様がくっきりと現れた。

象眼は細い溝を彫り銀糸をはめ込んだ装飾で、刀装具の「つば」や、刀身やつばを固定する「はばき」「切羽」などに確認された。つばは表裏と側面に連続した円文とC字状文、はばきにはいびつな円文が施され、切羽の側面には波状文とC字状文が刻まれていた。

長方形の小さな鉄板(小札(こざね))で構成する甲冑(かっちゅう)「小札甲(よろい)」も展示。ばらばらになった小札のいくつかは、蘇我氏が建立した日本最古の本格的寺院の飛鳥寺(奈良県明日香村)で出土した小札と特徴が似ていることが分かっている。博物館の学芸員は「大和政権とのつながりがうかがえる。諏訪にどんな地位の有力者が存在したのか研究する上で重要」と話している。

展示は二十四日まで。開館時間は午前九時~午後五時。

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