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古墳時代の弓公開 奈良文化財研究所/奈良

奈良文化財研究所は、明日香村北部の丘陵地で出土した古墳時代(4世紀代)の木製弓(長さ83・6センチ、幅2センチ、厚さ1・8センチ)を報道関係者に公開した。昨年確認された古代の池を調査する過程で見つかったもので、合わせて刀の鞘(全長56・3センチ)や天秤(てんびん)棒(同47・6センチ)、ワラなどを打つ横槌(よこづち)=同31・4センチ=なども確認された。

木製弓は一方の端が欠損しているものの、漆とみられる黒色塗料が塗られ、2カ所に樹皮をまいている。弓は縄文や弥生時代の遺跡からも見つかっているが、古墳時代を含めて出土例はそれほど多くないという。

古代の池は谷地形を利用して造られ、古墳~飛鳥時代(6~7世紀)に灌漑(かんがい)用に利用されたとみられている。弓はそれより以前の堆積土から見つかった。奈文研は、不要になって投棄された可能性があるとしている。

見つかった木製品について、奈文研は調査や保存処理を実施する予定。発掘調査成果は、橿原市の奈文研藤原宮跡資料室で開催中のロビー展で紹介されている。

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https://www.sankei.com/west/news/180630/wst1806300020-n1.html