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ぶらっとやまと 烏土塚古墳、官民一体で守り抜く/奈良

高度経済成長期の1950~60年代、全国で宅地造成や道路建設が進み、遺跡の破壊が増えていた。同時に、危機感を抱いた考古学者や市民から、遺跡の保存運動が起き始めた。

奈良県平群町の前方後円墳の烏土塚(うどづか)古墳(国史跡、6世紀中ごろ~後半、墳長約60メートル)は、保存運動によって開発から守られた古墳の一つだ。

7月上旬、平群町教育委員会の葛本隆将さん(33)と一緒に古墳に向かった。近鉄竜田川駅から住宅街を5分ほど歩くと、古墳が見えてきた。古墳のすぐ近くまで家が立ち並び、墳丘裾がブロック塀になっていることに気づく。「開発が古墳のギリギリまで及んでいた証しですね」と葛本さん。

烏土塚古墳を壊して住宅地を造成するという計画が分かったのは60年代後半だった。古墳を守ろうと住民が立ち上がり、保存運動を展開。行政も発掘調査を行い、石舞台古墳(明日香村)に迫る巨大な石室を持つ古墳だったことが判明した。71年に国の史跡に指定され、古墳は守られた。

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