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能美古墳群 歩み凝縮 新市博物館 概要が判明/石川

歴史と自然学ぶ子ども部屋も
能美市博物館と市歴史民俗資料館を統合し、二〇二〇年秋にオープンを予定する新市博物館の概要が明らかになった。国史跡・能美古墳群を中心に時代の歩みを紹介するほか、未就学児らが遊びながら歴史や自然を学べる部屋を設けた。市は、新博物館を古墳群保存整備計画の拠点とし、郷土学習や観光誘客を進める。(吉野淳一)

建設地は寺井町の和田山一号墳前。鉄筋コンクリート造りを中心とした平屋で、延べ床面積は二千七百平方メートル。総事業費は約十八億円。

正面玄関をくぐると、左手に遊具を備えた「こどもミュージアム」がある。跳びはねて遊べる古墳形クッションや、市天然記念物の池「蟹淵(がんぶち)」などの自然をモチーフにした滑り台やブランコがあり、楽しみながら郷土の歴史や自然に親しめる。

奥に進むと、旧石器時代から「能美」の地名が誕生する平安時代までの歩みを紹介する展示室が、三部屋続く。中央の最も広い部屋は、展示のメインとなる能美古墳群に焦点を当てた。鉄のよろい兜(かぶと)が相次いで見つかった古墳群を象徴し、出土したよろい兜四具を展示室の中心に据える。

このほか、市の自然をジオラマで紹介するコーナーや、昭和の暮らし、能美電の歴史などを伝える展示室、企画展を開く特別展示室もある。埴輪(はにわ)や勾玉(まがたま)を作れる体験棟も併設し、ガイドボランティアの活動拠点とする。観光客らが周遊に使うレンタサイクルも置く。

この日は起工式と安全祈願祭があり、井出敏朗市長らがくわ入れなどをした。井出市長は「何度でも訪れたくなるような博物館を目指し、故郷愛を醸成したい」と話した。

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