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あべのハルカスより高く…古墳群一望、空の旅/大阪

世界文化遺産登録を目指す百舌鳥・古市古墳群を空から見てもらおうと、大阪府堺市で今月、2011年10月以来というヘリコプターの遊覧飛行が行われている。企画した市は需要を見極め、将来の定期運航と観光客の誘致につなげていきたいという。

「スケールの大きさを実感した。昔と今が混在する市街地がよく見えた」

ヘリに21日、搭乗した大阪市住之江区の不動産業の男性(41)は声を弾ませた。

遊覧飛行は大規模な古墳が点在する一方、市内に適当な展望スポットがないことから、市が、ヘリを運航する地元の学校法人・ヒラタ学園に依頼して実現した。

沿岸部の「海とのふれあい広場」から、日本最大の前方後円墳「大山古墳」(仁徳天皇陵)近くを巡る約5分のコース。離陸前には、観光ボランティアが古墳群の概要を説明する。ヘリは「あべのハルカス」以上の高さ約300~400メートルを飛ぶ。

工場地帯を過ぎ、別の古墳が見えた後、姿を現す墳丘長約500メートルの大山古墳。周囲に巡らされた三重の濠も見えた。

ヘリが飛ぶのは今月の3日間で、初回の14日は61人、21日は75人が搭乗した。28日が最終日で、市観光企画課は結果を分析し、今後の定期運航の可否を判断する。

89基からなる百舌鳥・古市古墳群は堺市内に44基ある。担当者は「上空からその一部を自分の目で、ぜひ確かめてほしい。市内の古墳や名所を地上で楽しむきっかけにもなればうれしい」と話している。

28日の遊覧飛行は午前11時~午後4時。参加費は中学生以上6500円、小学生以下5500円、2歳以下無料。大仙公園と南海堺駅から送迎バスの運行がある。問い合わせはヒラタ学園航空事業本部(078・304・5725)へ。

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