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百舌鳥古墳群 国史跡に/大阪

の文化審議会が15日、文部科学相に指定を答申した国史跡に、府内からは世界文化遺産登録を目指す「百舌鳥(もず)古墳群」(堺市)が選ばれた。従来は古墳群を構成する古墳の内の7基が史跡指定されていたが、新たに10基を指定し、これら17基を一つのグループの史跡として再編成する。府文化財保護課は「古墳群という歴史的なつながりを強調できる。世界遺産登録に向けて弾みがつくのではないか」としている。

新たに指定されるのは、公園内にあり、市民に親しまれている「ドンチャ山古墳」や、保存状態が比較的良いとされる「御廟表塚(ごびょうおもてづか)古墳」など。答申では「4世紀末から6世紀前半にかけて形成され、当時の政治的・社会的構造を如実に示す希少な古墳群で、一体的な保護を図る必要がある」と評価された。

古墳群では他に宮内庁管理の「仁徳陵古墳」「履中陵古墳」などが知られるが、「破壊の恐れがあり、早急な保護・処置が必要」との観点に当てはまらず、含まれなかった。

今回の史跡指定は遺跡の歴史的、学術的価値の高さを示すほか、一体的な保全も進むとして、世界遺産登録を望む地元から歓迎の声が上がった。

古墳群の清掃活動を続ける市民団体「仁徳陵をまもり隊」の事務局長・草野利夫さん(60)は「あまり知られていなかった小さな古墳に、興味を持ってもらうきっかけになる」と喜び、周辺の清掃や勉強会などを行う市民グループ「堺百舌鳥歴史探検隊」理事長の飲食店経営中屋麗子さん(66)は「今回の史跡指定で、さらに関心が高まるきっかけになるだろう」と期待した。

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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131116-OYT8T00100.htm