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「葺石」運び古墳造り 掛川・和田岡小児童が体験/静岡

古墳築造をした古代人の作業を体験しようと、掛川市和田岡小学校の五、六年生が二十日、同市高田の「吉岡大塚古墳」の斜面に置く「葺石(ふきいし)」運びに挑戦した。児童は、約千六百年前の古墳時代に思いをはせながら、一人二つの石を運んだ。

吉岡大塚古墳は前方後円墳で、五基で構成する「和田岡古墳群」の一つ。原野谷川の中流域を治めた有力者の墓とされ、一九九六年に国の史跡指定を受けた。現在は公園化に向けて整備中で、墳丘の斜面に石を葺(ふ)き、墳頂から中腹にかけて埴輪(はにわ)を並べるなど、一部復元を目指している。

葺石運びは、原野谷川の河床礫(れき)が使われていたことから、市教委が企画。郷土の歴史を身近に感じてもらう試みで、古代人の作業を再現した。児童は説明を聞いた後、原野谷川の河原で直径二十センチ程度の石を採取。ナップサックに入れて約一・五キロの道のりを運んだ。

途中、「肩が痛い」「重い」との声も上がったが、四十分後、古墳に到着。大事そうに石を取り出すと、一つずつ積み上げた。六年生の荻田陽斗君は「昔の人はたくさん運んで大変だった。けがもしただろう。きょうは小さい石だったが、大きい石なら命懸けだったと思う」と話した。

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