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古墳時代の地中梁、鳥取で 軟弱地盤に基礎、技術確立/鳥取

鳥取市の弥生~古墳時代の集落遺跡、松原田中(まつばらたなか)遺跡で、高床倉庫の基礎を補強するための古墳時代前期(3世紀後半ごろ)とみられる「地中梁(ちちゅうばり)」が、平行して2本みつかっていたことが分かった。調査した鳥取県埋蔵文化財センターによれば、2本が腐食や欠損のないほぼ完全な形で出土するのは異例で、2本とも出土した地中梁では国内最長級。専門家は、古代の土木技術の解明につながる貴重な発見として注目する。

地中梁は建物の基礎をつくる方法のひとつで、地中に掘った溝の底に置いた長い木材のこと。低湿地などの軟弱な地盤でも建物が傾かないように地中梁を平行に2本並べ、その上に柱を組み合わせることで固定していたとみられる。

今回みつかった地中梁は、全長7・33メートルと7・22メートルの2本のスギ材。それぞれに4本の柱を組み合わせた圧痕が残っており、柱の位置や建物の構造を特定することができたという。

松原田中遺跡では2013年、国道9号の改築に伴う発掘調査で15棟の高床倉庫の建物跡が確認され、そのうち8棟から地中梁が出土していた。遺跡からは約6万点に及ぶ木製品が出土しており、センターは解析を進めている。

センター発掘事業室の松井潔室長は「当時も軟弱な地盤に大型倉庫をつくる高い技術が確立されていたことが分かった」と話す。

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