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国史跡・白石稲荷山古墳 デジタル3次元測量や地中レーダーの先端技術使い調査/群馬

藤岡市白石の国指定史跡「白石稲荷山古墳」について、市教育委員会は早稲田大や県立歴史博物館と合同で二月から、デジタル三次元測量や地中レーダー探査による調査を行う。同古墳の大規模な調査は一九三三(昭和八)年以来で、先端技術を活用した非破壊調査で墳丘の詳細な規模や構造などの解明を目指す。市教委は「確認されていない埋葬施設の存在など新たな発見や、古墳の築造年代の特定につながる可能性がある」と期待する。 (石井宏昌)

白石稲荷山古墳は全長百四十メートル、高さ最大で約十三メートルの前方後円墳。五世紀前半に築造されたとされる。三三年の調査で、後円部の墳頂部の東西に竪穴式の埋葬施設をそれぞれ確認。副葬品に直刀や銅鏡、勾玉(まがたま)などのほか、家形埴輪(はにわ)や多数の石製模造品が出土した。

確認されている二つの埋葬施設は墳頂部中心から外れていることから、さらに下層の中心に、より古い年代の埋葬施設が存在する可能性が指摘されている。

調査は早大文学学術院の城倉正祥准教授と学生らが二月二十六日~三月二十五日に実施。デジタル三次元測量で古墳の詳細な立体的データを解析、地中レーダー探査で墳丘構造や埋葬施設の状態、規模などを調べる。古墳の詳しい形状や別の埋葬施設の存在によっては古墳の築造時期がさかのぼる可能性があるという。

城倉准教授らは昨年、同市上落合の国指定史跡「七輿山(ななこしやま)古墳」で同様の非破壊調査を行い、大規模な横穴式石室があったことを確認した。

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