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長原古墳群の埴輪一堂に 大阪歴史博物館で特別展/大阪

大阪市平野区に広がる長原遺跡の出土品にスポットを当てた特別展「はにわ大行進-長原古墳群と長原遺跡」が、大阪市中央区の大阪歴史博物館で開かれている。同遺跡の長原古墳群(4世紀後半~6世紀)から出た埴輪(はにわ)を一堂に集め、「古墳時代の先進地であった大阪」に迫っている。3月17日まで。

長原遺跡は面積3平方キロメートルで、旧石器時代から始まる複合遺跡。地下鉄谷町線延伸工事に伴い1974年から発掘調査が始まり、長原古墳群からは200基以上が発見されている。調査は規模を縮小しながら現在も続いている。

同展では人物や動物、建物、船、武具などを模した「形象埴輪」や「円筒埴輪」など約450点を展示。3章構成で、1章は埴輪の展示、2章では古墳群を4期に分けて紹介。3章では古墳群に葬られた人々の暮らしを浮き彫りにしている。

形象埴輪の中でも、船形埴輪は船首と船尾が上下に分かれる二体構造を精巧に模したものなどを展示。動物埴輪には馬や鳥があり、当時の人々の生活と動物との関わりをうかがい知ることができる。

主催団体の一つである大阪文化財研究所の南秀雄所長は「大阪市の考古学のルーツは、一つは難波宮で、もう一方は長原遺跡といっても過言ではない」と指摘。「大阪市の埴輪が一堂に展示されるのはまれな例であり、市内にこんな素晴らしい古墳群が埋もれていることを知っていただければ幸い」と話していた。

関連行事として、記念講演会「発掘45周年 長原古墳群と長原遺跡」が23日に同館4階講堂で開かれる。講師は大阪文化財研究所の大庭重信学芸員と、高橋工学芸員。定員250人(先着順)、参加費300円(特別展の観覧券もしくは半券提示で無料)。

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