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イチョウ伐採へ 根、石室傷める恐れ 日田・ガランドヤ古墳/大分

日田市石井町のガランドヤ古墳(国指定史跡)で円墳の上に植わるイチョウの木の根が伸び、石室を傷める恐れが出ている。市教育委員会は「もったいないが、文化財を守る方が大切」として5月にも幹を伐採し、根は薬剤で枯らす方針を固めた。新年度一般会計当初予算案に関連予算3590万円を計上した。

装飾壁画が特徴のガランドヤ古墳は古墳時代後期の史跡。3基の円墳からなり、イチョウは2号墳の上に立つ。高さ15メートルで樹齢は不明。秋になれば住民らが紅葉狩りを楽しむ。
市は2020年度完成を目指し、史跡公園の整備を計画。根は石室内部まで入り込んでいることが分かった。地震などで木が倒れれば石室ごと壊れてしまうという。
市内有数のサクラの名所で、木が生い茂る丸山の永山城跡(県指定史跡)も木の根による被害を受けた。石垣の上に生えたカシやムクの根が石垣を不安定な状態にし、熊本・大分地震で崩落を招いた。
文化財保護を優先するため市民に親しまれる木々が犠牲になる形に、古墳近くに住む女性は「大切な木を残すことと、文化財の保存は両立できないのだろうか」と話した。

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https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/03/02/JD0057834889