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シルクロード遺跡で王族の装具品 藤ノ木古墳との共通点も/ウズベキスタン

中央アジアのウズベキスタン東部・サマルカンド市にあるシルクロード都市の遺跡「カフィル・カラ城」で、ソグド人の王族が身につけていた8世紀初期の装身具約20点が見つかったと国立民族学博物館(大阪府吹田市)と帝塚山大(奈良市)の調査団が28日発表した。装身具の一部は、奈良県斑鳩町の藤ノ木古墳で見つかったものや、アフガニスタン北部のチャリ遺丘で見つかった「シバルガンの遺宝」(紀元ごろ)とも共通点があり、シルクロードの文化交流が、東西だけでなく南北でも盛んだったことを示しているという。

昨年9月、王座がある部屋の祭壇周辺の溝から発見された。高さ1.5センチの指輪飾りは、宝石に神の顔が彫られており、粘土に押しつける印だったとみられる。ハート形(幅3センチ)で赤い宝石がついた垂れ飾りや、冠につける直径18ミリの円形の垂れ飾りも見つかった。

調査団によると、今回見つかった円形の垂れ飾りは、藤ノ木古墳やシバルガンの遺宝と同じ様式。アフガニスタンからサマルカンドに伝わった様式が8世紀まで残り、日本にもたらされたとみられる。調査団代表の宇野隆夫・帝塚山大客員教授(考古学)は「藤ノ木古墳とシバルガンの遺宝をつなぐ成果。シルクロードは東西だけでなく南北にも幹線があったことを示している」と話した。

2日午後1時、奈良市の帝塚山大で報告会がある。席は先着順。帝塚山大広報課(0742・48・9192)。

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