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箸墓古墳の墳丘裾を歩く、130人参加/奈良

邪馬台国の女王・卑弥呼の墓説がある箸墓(はしはか)古墳(奈良県桜井市)の周辺を歩く「箸中(はしなか)ロマン古墳ウォーク」(同市箸中区主催)が3日に開催され、考古学ファンら約130人が古代のロマンに思いをはせた。

同区が年3回実施している歴史教室の一環。現在は古墳の北側に隣接する箸中大池の水が抜かれており、普段は立ち入ることができない墳丘裾から箸墓古墳を見学してもらおうと、初めて企画された。

2月1日に申し込み受け付けを開始すると、初日だけ(消印含む)で定員を大幅に上回る約700通もの応募が全国から殺到。この日は抽選で選ばれた約130人が地元住民に誘導され、4段築成とされる墳丘や崩れ落ちた葺石(ふきいし)などを見ながら歩いた。

参加者らはさらに、最古級の古墳とされるホケノ山古墳(同市)などをめぐった後、桜井市教委文化財課の福辻淳さんによる講演を聴講。福辻さんは箸墓古墳の墳形について「大型の前方後円墳にしては周濠の幅(約10メートル)が狭く、外濠(そとぼり)状の遺構を持っているのが特徴だ」と解説した。

桜井市の観光ボランティアガイド、迫間日出夫さん(75)は「箸墓古墳の墳丘裾は普段は入れない場所なので、参加できてよかった。桜井を訪れる人に古墳の状況を説明してあげたい」。奈良市の会社員の女性(31)は「古墳の形が長い間保たれてきたのはすごい。高い地位の女性が埋葬されていたかもしれないと思いをはせました」と話した。

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https://www.sankei.com/life/news/190305/lif1903050005-n1.html