まりこふん4年ぶりの古墳アルバム

1stアルバム「古墳deコーフン!」発売で古墳ブームを巻き起こした、古墳シンガーまりこふんによる4年ぶり2枚目の古墳ソングアルバム。

世界文化遺産に登録された新原・奴山古墳群や、同じく世界文化遺産を目指す百舌鳥・古市古墳群、日本遺産に登録された生目古墳群、また注目すべき装飾古墳について熱くソウルフルに歌いあげる。

まりこふんプロフィール

古墳への愛を歌いあげる古墳シンガー。

十数年前に音楽活動の合間に仁徳陵に行ったのがきっかけで古墳の曲が生まれて、古墳を巡るようになる。
その後2013年1月、「古墳をゆるく楽しく愛でる」をモットーに「古墳にコーフン協会」を設立、会長を務める。
今まで巡った古墳は3,000基以上。

古墳を「かわいい！」という独自の目線でひも解き、「堅苦しい古墳のイメージをカジュアルにしたい」「古墳めぐりの楽しさを多くの人に知ってもらいたい」と日々活動中。
全国各地のイベントや、TV・ラジオ番組、新聞、雑誌記事などメディアにも多数出演。
毎年はとバス主催の「まりこふんと行く古墳バスツアー」を開催中。
CDに「古墳deコーフン!」他、古墳関連の著書6冊発売中。

また、古墳グッズコレクターでもある。約1,000点の古墳グッズを所持。

収録曲

K.O.F.U.N.！
装飾古墳
新原・奴山古墳群の歌
熊野神社古墳の歌
大安場古墳の歌
しだみこぷんぷん
イキイキ！生目古墳群
come come＊はにコット
仁徳陵に逢いたくて

music&words: まりこふん

まりこふん: vocal&keyboards&cho
minol（TAKESI）: drums #4 #5 #6 #7 #8 #9、cho #4 #5 #7 #8
ユーキャン: drums #1
増田博文: drums #2 #3
永井正人: guitar #1 #2 #3 #4 #5 #7
山口かずゆき: bass #1 #2 #3 #4 #5 #7
BILLY TRASH（ED WOODS）: cho #8
埴輪氏武: voice #6

recorded: まりこふん
mixed&mastered: Tomohiro Yoshida

2ndアルバム「装飾古墳」について－まりこふんより－

新しいステージ衣装も今回の2ndアルバムのタイトルに合わせて作ったのですが、衣装のお披露目の方がだいぶ先になってしまいました（笑）。

今回のアルバムタイトルの「装飾古墳」。
装飾古墳とは、古墳の埋葬施設である石室や棺などに絵が描かれている古墳の事を言います。
私が初めて装飾古墳の存在を知った時、今から1500年も前にこんなにカラフルな色使いや、オシャレなデザインが日本にあったのか、と、それはもう衝撃を受けました。

装飾古墳は全国に約600基あって、その1/3の約200基が熊本県にあります。
2016年に熊本地震が起こって、熊本城が崩れているショッキングな映像をメディアで見た方もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、その裏で古墳も相当な被害を受けました。装飾古墳もです。
未だ復旧が進んでいない現状です。
この現状をたくさんの人に知ってもらいたいという想いで今回のタイトルは「装飾古墳」としました。

また、今回のブックレットや帯、盤面は、熊本文化をデザインで発信しているチーム「熊本デザインプロジェクト」の代表で、国内外で活躍されているイラストを描くグラフィックデザイナーのペドロ山下さんにデザインしていただきました。
ペドロさんは2年前に私が初めてアメリカのフェスでライブしに行く際に装飾古墳のデザインを海外の人にも見てもらいたいと相談したところ、快く装飾古墳デザインのクロスを持たせてくださりました。
今まで思っていた日本のイメージとは違うデザインにたくさんの外国人が驚いていました。おかげさまで非常に意味のある海外進出が出来たと思います。
今回も、装飾古墳を始めとした熊本の古墳の復旧を願う気持ちに賛同してくださり、協力してくださりました。

この気持ちの輪がこのアルバムのリリースによって全国、全世界に広がっていく事を心から願っています。

（2018年8月30日　まりこふん）

2ndアルバムのレコーディングについて
まりこふんにインタビュー！

1stアルバムと違うところは？: 1stの時はまさか2ndを作る事になるなんて考えてもいなくて、勢いでワ～って作った感じだったんです。適当というか（笑）。
でもそれはそれで粗削りだけどいい味出てるなって後から聴き返して思いましたけどね。
2ndは1stよりももっともっと1曲1曲繊細に作ったかもしれませんね。
繊細に、というと？: シンセアレンジにもこだわりました。気に入らなくて何度も聴きなおして、録り直したし、コーラスワークも。
どうしても納得いく作品が作りたくて。これだけ時間かかっているのだから、こうなったらとことん突き詰めようという気持ちもありました。
レコーディングで一番苦労したのは？: とくにメインボーカルは本当に気に入らなくて何度も何度も録り直しましたね～。
私の中にあるイメージによってそれぞれの古墳がいろんな曲調に変身して出来上がっていくんですけど、この曲調だとこういう歌い方が良いっていうのが頭の中にあるんですよね。そのニュアンスがなかなか出せなくて・・・思い通りに歌えなくて、なんでこんなに歌が下手なのか自分を何度も責めましたよ（笑）。
1stから4年も経っちゃいましたね。どうしてこんなに時間がかかったのですか？: 実は2ndを出す時に3rdをいつ出すかを言えるようにしたかったんです。つまり、アルバム2枚分を同時進行でレコーディングしてたんです。
しかし、思っていた以上に過酷で時間がかかり、納得もいかず、2ndを出せないままドンドン時が過ぎてしまい（笑）。
最初はそれでも良いから、と地道にじっくり作っていこうと思ったんですがね、思ってたよりもたくさんの方から「2ndはいつ出るんですか？」と言われまして・・・
ずっと待ってくださっている一握りのコアなファンの方がいるんだなぁと思うと、私のこんなこだわりなんてどうでも良いかなって思ったんです。
そんなこんなで、まだ3rdの発表が出来ない状態ではありますが2ndのリリースに踏み切りました。
3rdアルバムのレコーディングも少しは進んでいるということですか？: 少しどころか、私以外は全て録り終わっております（笑）。
サポートミュージシャンは本当にすぐさま素晴らしい音を上げてきてくれるので、やり直しはほとんどなかったと思います。
ここからの仕上げをどう持っていくか、シンセとコーラスワークでどうイメージ通りにまとめていくかですね～。いつもこの段階に時間かかるんですよ。
3rdに入れる予定の「塚廻り★Dancing」なんて、メインボーカル3年も録り直し続けてるのに未だにイメージ通り歌えなくて困ってます（笑）。
だから2nd出す今現在もしこしこレコーディング中であります。3rdはなんとか早く出したいですね。……とか言って、また4年後だったりして（笑）。
今回の2ndアルバム「装飾古墳」の聴き所は？: 装飾古墳をもっとたくさんの人に知ってもらいたいという気持ちから「装飾古墳」というタイトルにしましたが、実際はいろんな古墳の曲が入ってます。
「K.O.F.U.N.！」は初めてアメリカでライブする時の為に作ったし、他の古墳の曲もお祭りに出演するなどの機会にその都度作った曲が多いです。
聴き所かどうかはわかりませんが、自分で聴いてみて思ったのは、1stでは仁徳陵に逢えなくて悔しい想いを歌っていたのが、2ndではセスナ機に乗って仁徳陵の見たかった姿が見れた感動を歌っていたりするので、この4年の間に古墳との距離が縮まっている感じがして面白いな、と思いましたね（笑）。
最後に2ndを待っていたファンの皆さんに一言お願いします。: 本当にお待たせしてすみませんでした。全ては私の責任です！
でも、おかげさまで納得のいく作品が完成しました。
もちろん古墳を作るよりは全然楽だと思うけども、古墳を作り上げるような気持ちで1曲1曲を愛情たっぷりに作りました。
皆さんの古墳巡りの……「墳活」の友として、この古墳ソング達を可愛がっていただければ幸いです！

ジャケットデザイン：ペドロ山下　プロフィール

イラストを描くグラフィックデザイナーとして、広告や出版、Tv-cfなど多数手がけその評価ポスターは国内外の美術館などへ、十数点がコレクションされている。

2006〜2012年　崇城大学芸術学部デザイン学科教授を務めた後、熊本を拠点に「むずかしいことをやさしく」「やさしいことをふかく」「ふかいなことをゆかいに」などを呟きながら色彩の達人とも言われる「コミュニケーションデザイン」を世界へ発信している。

熊本に伝わる文化に光をあて、デザインの力で魅力を発信するデザインチーム「熊本デザインプロジェクト」では代表を務め、熊本発祥といわれる装飾古墳をモチーフに装飾古墳に描かれた文様の保存とそれを利用した作品、商品（プロトタイプ）を制作し、熊本の宝を全国へ広げていく活動をしている。

アルバム情報

アルバム名: 装飾古墳
アーティスト: まりこふん
価格: 1,620円（税込）
品番: UMR-003
レーベル: ウルカ・ミュージックレコード（UMR）
販売元: BRIDGE INC.
発売日: 2018年9月26日（水）
JAN: 4582237842180