第一会員イチキ游子の古墳に混乱コラム

第一会員イチキ游子の「古墳に混乱コラム」:第四十七回

「電波雑談古墳考」

新年、あけましておめでとうございます。

古墳にコーフン協会・ノンポリ第一会員のイチキ游子でございます。

無事に新年を迎えつつ、コロナコロナと草木もなびくこの時世。新年早々皆様におかれましても古墳活動ままならず、さぞや鬱屈した日々をお過ごしとお察しいたします。
あたくしでさえ、昨年春のまりこふん会長とのふたり古墳巡りの約束が自粛的中止になって以来どこの古墳にも行ってない。このままではネタ切れでこのコラムの存続の危険があぶない!!

そんな憎きコロナ禍の中、ひょんなことからノンポリ、とある古墳と相まみえることになったのであります。

それは昨年末のこと。まりこふん会長からあたくし宛に届いたのは
「古墳にコーフンラジオにゲストで出ませんか?」
という一通のメールであった。

「古墳にコーフンラジオ」?!なんと!かの聖地・狛江市のコミュニティラジオ「コマラジ」において「世界で唯一の古墳ラジオ」という不動のポジションを築いた伝説のラジオ番組・・
そのゲストにあたくしノンポリがお呼ばれするというのか!いいのかノンポリ(で)?大丈夫なのかノンポリ(で)っ・・・?!

「ハーイ!行っきまース♡」

一時の逡巡を瞬殺し、買い物中の100円ショップからイエス即答。
おお、なんだかオラワクワクしてきたゾ!

第一会員イチキ游子の「古墳に混乱コラム」:第四十七回

てなわけで師走もピークな当日の朝、小田急線に乗って一路・狛江駅へ。
昔からこの路線はよく利用するものの、狛江駅に降り立ったのは実は初めてである。改札を出たところで目の前に突然現れた謎の竹林。もちろん古墳じゃない。古墳じゃないけどなんとなく以前に隣駅・喜多見で見た「第六天塚古墳」を思い出した。

第一会員イチキ游子の「古墳に混乱コラム」:第四十七回

「第六天塚古墳」とは、古墳全面に竹が刺さってる(ていうか生えてる)シュールで小さな古墳。古墳に一切のこだわりがないノンポリが2回も行ったお気に入りの希少な古墳でもある。
あ、そうだ、あとで収録中に「推しの古墳は?」とかぜってー聞かれるから、クイズ王ばりに「第六天塚古墳!」て即答して「古墳白痴」の名を返上してしてやろう!
などと自分でも謎すぎるアイデンティを持て余しながら道に迷うことなく数分でスタジオへ到着。

第一会員イチキ游子の「古墳に混乱コラム」:第四十七回

当日の台本を頂き、まりこふん会長・伊藤理事長と簡単な打ち合わせをしてブース入り。
若干緊張していたものの、普段と変わらず古墳巡りの帰りにサイ◯リヤで辛味チキンとビールで雑談しているような爆裂トークで和み、無茶ぶりのキャラ変やらされたりリクエスト曲の銀魂かけていただいているうちにゴキゲンにマイペースを取り戻すノンポリ。

第一会員イチキ游子の「古墳に混乱コラム」:第四十七回

第一会員イチキ游子の「古墳に混乱コラム」:第四十七回

そして、番組も中盤に差し掛かった頃、そのコーナーはやってきた。
題して「狛江の古墳にコーフンコーナー」
コーナー冒頭でさっそく「推し墳」を問われ、迷うことなく準備していた「第六天塚古墳」を早押しするノンポリ。珍しく快挙!これであたくしも古墳マスター♬
などと愚者が油断していると、まりこふん会長のコールが入った。

「では、前回の続き、東塚古墳ロケ後半です!」

???ロケ?続き?何?

とりあえずマイクのカフを下げて大人しく聴いていると、始まったのはなんと音声収録のロケの様子であった。
狛江駅近くにある大きな民家の中にあるという古墳を理事長と会長が登ってレポートするという趣向。
これはひじょーに斬新である。聴こえてくるのは大雨が降りつける音とふたりの息遣い。あと「すごい!」「大きい!」「立派!」の約3ワード。

(なんだこれ。えらいシュールな。)

と最初は思った。

今更だがあたくしは「古墳にコーフンする人」が好きである。このお二方のリアル古墳巡りの際のリアクションはそれはそれは独特である。会長は「かわいい」を連発するわ理事長は横穴古墳に感極まってパタリロばりの高笑いするわで、その場で同じ古墳を見てかろうじて言語を理解できるくらいなのだが。

なんだろう、音だけなのに、このロケ、なぜかとても・・・伝わってくる・・・。

しばらく聴いていると、雨に打たれながら決死の覚悟で古墳に寄り添い、感動しコーフンするふたりの様子と我々が未だ見ぬ東塚古墳の様子が目の前に映像として間違いなく広がってくるのである。
ブースの座り心地の良い椅子にもたれたまま、心の目の前の古墳を見ながら思う・・・

(愛って、すげえな・・・)

よく分からない感動をしているうちに番組の収録も佳境に差し掛かり、今日の感想やら告知やらせていただいて無事終了。

ああ、愉しかった。お世話になった吉田ディレクター、リスナーの皆様、ありがとうございました!
拙ノンポリ宛にメッセージなど下さった皆様もえびばで多謝です大変嬉しゅうございました!

余談だが終了後、会長・理事長と3人でスタジオを出てみんな駅へ行くと思い込んでいたあたくしに、

「私たちは、これからさっきの古墳ロケの続きに行ってきます♬」

と笑顔で告げてまりこふんと伊藤さんは冬の日差しの中、反対方向に去っていった。愛ってすげえな・・・。

というわけで最後に2人に教えてもらった狛江の古墳「駄倉塚古墳」。道路に面していて言われなければ気づかない物静かで美しい古墳デシタ♬
さあ、愛さえあれば大丈夫!というわけで本年も何卒よろしくお願いいたします!

第一会員イチキ游子の「古墳に混乱コラム」:第四十七回