第一会員イチキ游子の古墳に混乱コラム

第一回「アイがあればダイジョブ考」

投稿日:2013年9月17日

第一回「アイがあればダイジョブ考」

最初に言っておきたいことがある。
あたくしこと第一会員・イチキ游子が「古墳にコーフン協会」に入会したのは、別に古墳に興味があったわけでもなければ、初デートの思い出があるわけでもなく、ましてや古墳に危ないところを助けてもらったからでもない。理由は、

「部活動にあこがれていた」

ただそれだけである。
何でもいいから同じ目的で活動する仲間に囲まれたかった。もしこれが古墳でなく「カタツムリに片目つむり協会」でも間違いなく門を叩いていたであろう。
そんな不純かどうかもよく分からない古墳白痴のあたくしに、躊躇なく必殺「認定!!」を下したまりこふん会長には、尊敬と心配を禁じ得ないまま本日にいたる。
先日、古墳にコーフン協会で、某新聞社さんの取材同行のもと東京都の西府へ古墳遠足に行った。楽しい遠足だが、ひとつだけ心配事があった。それは、
「取材陣に、あたくしも古墳通だと思われてやせんだらうか」
ということだった。入会以来色んな古墳に連れてってもらったおかげで、最近は古墳を見るのは大好きです。楽しいです。でも、頼むから何か質問するのだけは勘弁してください。難しいことは会長や理事長や、他の優秀な会員に聞いてください!
しかし、うっかり列の後ろをフラフラ歩いていたあたくしに記者さんから質問が飛んできた。

「あの、『古墳空目』って、なんですか?」

…ジーザス!ジーザスッ!!動揺して脚が固まった。
そもそも「古墳空目」とは、日常において全く関係ないものが、バリエーション多岐にわたる色々な古墳の形に思わず見えちゃったという、まさに古墳好きならではの空目のことなんだが、動揺しすぎてそれすら説明がおぼつかない。

「そ…そーすね、なんか…目の前のものが…急に古墳に見えてくるっつーか…ですね」

なんだか新手の呪いみたいな話でしどろもどろで解説を試みるもらちがあかなくなり、最期は途中で前を歩いていた会長に責任を投げつけ逃避した。
ごめんなさい…古墳がなんだか知りません。歴史なんかも知りません。キトラ古墳は外国にあると思ってました。

だがしかし、だがしかしなのです…!

第一回「アイがあればダイジョブ考」

やっと到着したこの日のお目当て「熊野神社古墳」は輝いておりました。猛暑の炎天下で初めて見た、石で出来ているその古墳は、一瞬で目玉焼きが作れそうな力強いユルさで燦然と輝いておりまして、青空をバックに鎮座する姿には古墳トーシロのあたくしもやっぱりしばしウットリしてしまったのです。
スゴく、いいのです。なにがって分かりませんがナ。理由なんてないのです。たくさん見れば見るほどクセになるのです。フワンとしてていいぢゃん、可愛いぢゃん、あ、前方後円墳!かと思ったら鍋つかみだったヨ!それだけで立派な協会員なのであります。それが「古墳にコーフン協会」なのです。アイがあれば大丈夫!なのです!…たぶん。

第一回「アイがあればダイジョブ考」