第一会員イチキ游子の古墳に混乱コラム

第二十八回「新年早々逆古墳空目考」

投稿日:2016年1月23日

今更ですが、あけおめことよろさくおせ、でございます。
拙コラムもついに連載3年目に入りました。
ノンポリがこの数年で成長したことがあるとすれば、よく古墳空目をするようになったことくらいでせうか。

初冬の道路に生えるコケたちを古墳群と見まがい、人が道でひっくり返したコンビニ弁当の白米を見ては前方後円墳だと感動し・・・。

第二十八回「新年早々逆古墳空目考」

なんの信条もないあたくしですらこうである。
そういえばどうも最近「古墳空目」という言葉をフツーによく聞くような気がする。実際どれだけ市民権を得ているか確かめようと、ためしにiPhoneの音声検索サービスのSiriを起動し尋ねてみた。

「古墳空目って知ってますか?」

するとすぐに

「これのことですか?」

と、古墳空目についての記事をたくさん出してきてくれた。

第二十八回「新年早々逆古墳空目考」

おお!さすが古墳空目!すっかり日本語に定着してるでないか!
こんなに仕事が早いのだから、この人格を持った音声検索サービス・Siriもさぞかし古墳が好きなのだろうと気を良くし、
「古墳は好きですか?」
とあらためて問うてみたが、そこはなにかトラウマでもあるのか言葉を濁されて少し気まずかった。

第二十八回「新年早々逆古墳空目考」

まあとにかく、いま世の中古墳型なのだ。
ここであたくし、ふとあることを思いついた。なんでも古墳に見えるなら、逆にこちらから古墳をどれだけたくさんのものに見立てられるか・・・。たとえば、特に空目をしやすい古墳界のアイコン・前方後円墳をどれだけのものに変身させられるかということにチャレンジしてみようと考えたのである。まあいわば「逆古墳空目」。ああ、心底どうでもいい!でもキライじゃない!よしよし発想の逆転。レッツラクガキ!

ここで、前方後円墳をモチーフに、あたくしのイマジネーション全てを注いだその作品の数々をご覧いただこう!

第二十八回「新年早々逆古墳空目考」
1.おでん

第二十八回「新年早々逆古墳空目考」
2.パーマンバッジ

第二十八回「新年早々逆古墳空目考」
3.ガチャ

・・・うっわあ・・・なんか地味ぃ・・・

自信満々に貧困でやがるおのれの想像力に新年早々打ちのめされるあたくしに構わず、皆様にはぜひ臆せずどんどん古墳空目して、今年を古代と現代をシンクロさせる素晴らしき一年にしていただきたいものであります。

・・・こんな感じですが、今年も古墳にコーフン協会とノンポリ第一会員のラクガキと無駄話をよろしくお願いいたします。いやマジで。